くっそぅ、なんでリアルタイムで見なかったんだ。
今更これを話題にしたところで、共感してくれる人が少ないじゃないか。
ああいう名作ドラマを見ちゃうと、誰かとあーだこーだと話したくなるのに。
いや、「白い巨塔」をついに見たんですよ。
前から見たかったんですけど、DVDも出たことだし、ここはまとめて見てしまおうかと。
え?DVD?いや、それは、その、あれだ、ママに買ってもらったんですよ(笑)
さっき見終わったばかりなので、この興奮冷めやらぬホットなうちにレビュっちゃおうかと。
自分のように、まだ見たことがないけどこれから見たいなぁという人もいると思いますので
極力ネタばれは避けつつ、かつこの感動と興奮をお伝えできれば幸いかなぁと。
フジテレビ開局45周年記念ドラマだけあって金がかかってました。とにかく。
脇役一人一人にも手を抜いてないカンジで、キャスト面に不満はなかったです。
ていうか「おおっ。この役をできるのこの役者さんしかいないんじゃないか」と
思わせられるくらい、ほとんど全員がはまり役。
唐沢寿明(主役・財前役)は器用だね、ホントに。山口智子がその気になっちまう気持ちも分かるよ。
ああいう憂いと情熱と脆さと冷酷さを併せ持った複雑な演技はなかなかできないよ。
主役以外でも、完全無欠の善良医師役の江口洋介、ひとくせもふたくせもある
好々爺の教授役の伊武雅刀、印籠をメスに持ち替えて優秀な財前をいじめる
前任教授の石坂浩二、こってこての関西弁を駆使する財前の父親役の西田敏行。
(これはすごいびっくりした。関西弁て普通関東人が演じるとどうしても不自然なんだけど
この人に限っては、こてこてすぎて笑えた。いや、さすが仕事しないで釣りしてるだけはある)
その他あげればきりがないのですが、とにかくギャラの心配をしてしまうくらいの豪華布陣。
それからストーリーはマジ秀逸。
まぁ昔に放送して高視聴率だったのをリメイクしてるので当然といえば当然なんですけど。
前作放送から相当経っているのに、これだけ面白くできるっていうのは
やっぱり根幹になってる部分がよくできてるんだろうなぁ。
個人的には途中リーガルサスペンス(法廷もの、です)が中心に描かれてたのが(・∀・)イイネ!!
ああいう法廷ものは、現実では一般市民にとっては何を言ってるかよくわからないもの。
それをいかに面白く、かつ分かりやすくできるかは、かなり脚本家の
腕にかかってると思うので好きなんですよ。
まぁトム・クルーズの「ザ・ファーム」はどうかと思いましたけど。
あ、そして演出がすごくよかった。視聴者の気持ちをよく分かってるやり方ですね。
「ぬぁぁぁ!ここでCMか!」とかね(笑)
テーマソングも下手に日本のミュージシャンの曲を持ってくるのではなく
海外のどっかのヒト(忘れましたm(_ _)m)を採用してます。あれはよかったです。
木村拓哉のプライドでクイーンを出してきちゃうのとはマッタク意味が違う。あれは( ゚д゚)、ペッ。
あー語り足りない。
ていうかこれ以上言うとネタばれになっちゃうんですよね。
ゼヒゼヒこれは予備知識なしでみなさんに見て頂いて、
あとで一緒に小一時間語りたいのでこのヘンにしときます。
で、白い巨塔とほぼ同時期に放送された
開局から○○周年の各局のドラマ。
フジテレビ=白い巨塔
日本テレビ=仔犬のワルツ (安倍なつみの犬のやつ)
テレビ朝日=エースをねらえ!
ダメだろこれわ(笑)
なお、上記が全文が全くプレビューになっていないことを、心から恥じる。
今日のドラマ:白い巨塔
矢田亜希子がナースじゃなくて残念度:★★★★★★★★★☆